27 March 2014
集光型太陽光発電装置(CPV)を製品化~次世代太陽光発電システムとして、宮崎大学に設置、運転開始 ~
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住友电気工业株式会社
当社は、次世代の発電システムとして期待される集光型太陽光発電装置(以下、CPV)を製品化し、このたび国立大学法人 宮崎大学の木花キャンパス内に設置頂き、発電を開始しました。
颁笔痴は、高日射环境において结晶シリコン太阳电池など従来型の太阳光発电システムに比べ、优れた発电能力を発挥します。当社は、2010年より「薄型」でかつ「軽量」を特长とするモジュールの开発に着手し、2012年から社内でシステム実証运転をしてまいりました(写真1)。今回宫崎大学には、当社のこれまでの开発成果を评価顶き、2014年3月19日より当社颁笔痴を将来有望な次世代型太阳光発电システムと位置付けた研究设备として活用顶いております。
この設置したCPVは、64モジュール搭載システム 2基となり、2基を合計したモジュール定格出力は15kW以上(測定条件CSTC*1)となります。また、当社の颁笔痴モジュールは、発电出力を落とすことなく「絵」や「文字」をモジュールに映し出すことが可能で、1基には全面に大学ロゴマークを表示しています(写真2)。
今后も当社颁笔痴の优れた特长を活かしながら、よりコストパフォーマンスの高い製品开発を推し进め、高日射环境の国々や地域を中心に、新しい発电システムとして拡贩してまいります。
【当社颁笔痴の特长】
1.高効率、高出力でかつ高温度环境に优れた発电システム
CPVは、発電効率が極めて高い化合物半导体の発電素子を用い、太陽を正確に追尾しながらレンズで直達日射光を集め発電する仕組みになっています(図1)。発電効率は標準的な結晶シリコン太陽電池に比べて約2倍で(図2)、また発電素子の温度依存性がほとんどないことから、CPV は直達日射量が多く気温が高い地域で有効な発電システムとして期待されています。
2.薄型で軽量なモジュール
集光型太阳光発电装置业界でトップレベルとなる、厚み约100尘尘、重量10办驳未満の薄型軽量モジュールを开発しました。薄型で軽量なモジュールは、输送时のモジュール积载効率の向上や现地设置作业効率の向上、また、太阳を追尾する架台に多く搭载できるなどのメリットがあり、発电システムのトータルコスト低减に贡献できると考えています。
3.设置エリアの有効活用
太阳を追尾する架台の上に颁笔痴モジュールを设置する构造のため、モジュール下のスペースを驻车场、花坛、农地等として活用することが可能です。
*1 CSTC
IEC国際規格「Concentrator Standard Test Conditions」の略称。



